自立活動室より

◎ 本校の自立活動

  本校の児童生徒は、自立活動の時間に個々の課題に応じた学習をしています。日常生活や他の学習活動に活かすための目標をもって、姿勢やからだの動きの学習、発声や発音の学習、コミュニケーションツールの活用に関する学習などに取り組んでいます。
  本校では自立活動教諭2名を全校担当として配置し、学級担任や自立活動の指導を担当する先生方とともに児童生徒の自立活動の目標・内容方法について検討したり、保護者の療育に関する相談に応じたりして個別の教育支援計画・個別の指導計画作成にも協力しています。
  自立活動の時間だけでなく、他の学習時間や給食・排せつなどの日常生活についても取り組みの内容や方法について一緒に考えるなど、学校の教育活動全体を通じて指導・支援を行っています。
  本校の児童生徒は車いすや座位保持装置などを使用していますが、その使用状況を把握するとともに申請に関するお手伝いもしています。また、医療機関や就学前の療育機関等、関係機関との連携業務も行っています。さらに本校は、近隣の小中学校や他の特別支援学校に対して、実際の指導場面での支援に携わったり相談を受けたりするなど、地域の学校に対するセンター的な役割を担っています。

◎ 自立活動相談

  毎週金曜日には、自立活動相談を行っています。おおむね月に2度ほど、子どもの身体に関する専門医が来校してさまざまな相談を受けています。児童生徒全員を対象とした定期検診では、側弯や股関節脱臼などの二次障害のチェックを行ったり予防のための指導を仰いだりしています。また、医師から保護者の家庭生活における様々な相談に対してのアドバイスをいただいたり、自立活動の指導について担任に助言をいただいたりすることもあります。さらに自立活動相談は、車いすや装具、座位保持装置、起立保持具などの作成について検討する場でもあります。医師・本人・保護者・担任・寄宿舎担任・自立活動教諭・作成業者などが一同に介し、子どもたちの生活や学習活動を支援する話し合いが展開されています。

 

カウンタ

訪問者482835

オンライン状況

オンラインユーザー1人
ログインユーザー0人